楽器購入のアドバイス
マイ楽器が欲しいなと思っているみなさんにこれまでの管楽器修理リペアマンとしての経験と自身の吹奏楽経験をもとに楽器購入アドバイスを贈りたいと思います。
同じ楽器でも、色・形などさまざまなものがありますが、極端に値段の安い海外のメーカーなどは避けたほうがいいと思います。材質や加工精度が低いためにすぐ調整がくずれて、音が合わない(音程や音色)・音が出なくなってしまうことも少なくありません。
基本的に加工精度の低いものを修理や調整でよい状態にすることはできません。かえって修理代が、楽器の購入金額と同額、またはそれ以上かかる場合もあります。
ムリに音を出そうとして間違った演奏方法をしてしまっては、楽器の上達を遅らせることにもつながります。
これらの楽器は避けていただきたいと思います(これらの楽器の修理をお断りすることもあります)。
高価な楽器のなかには、プロや音大生の演奏技術に合わせて製作されている楽器もあります。中・高校生は、大人のように体がしっかりできているわけではないので、楽器本来の性能や音色を引き出せず、楽器を鳴らしきれないことがあります。これらのことを考慮して、楽器購入の参考にしていただけると幸いです。
今回の楽器の価格表は、中学生や高校生の演奏レベルや楽器の質などを考慮して掲載させていただいております。安心してこの中から選んでいただければ間違いないと思います。